先日チョコを渡してめでたく恋愛関係になれたナイオ。
顔を合わせるたびに口説き、というか口説くために会いにいき、恋愛レベルが2に上がった。
特別会話が発生、ナイオは何やら悩んでいる様子だった。
悩んでるのはもちろん、あの人のことだろう。
ナイオが付き合ってるケニヤッタ。
私は二股をかけられているのだ。
いいんですよ別に。
ナイオとケニヤッタが付き合っているのは、そういう設定なんだから仕方ない。
プレイヤーとの恋愛は別でしょうから、かまわんよ。
ところが会話を進めていくと、思わず声が出たほどの驚きの報告をされた。
マジかマジかマジか。
ちゃんと別れてくれたのか。
そうなのか!
私としては本当に「そんなことする必要なかったのに」なんだが。
でもやっぱり二股はよくないもんな。
この後正式に告白された。
心変わり早えな。
私がチョコを渡す直前はケニヤッタとラブラブだったくせに。
どうしてそうなった。
話しはとんとん拍子に進み、私の家にナイオの家族を招待することになった。
つまり家族に私を紹介される。
家族といってもよく知った、ダジャレ好きの父ちゃんと、ジャムおばさんの母ちゃんと、かわいい弟アウニだが。
ディライラが食べ物をくれた。
回復力の大きい料理ばかりだ。
慢性的食糧不足なのでとてもありがたい。
私はケニヤッタからナイオを略奪したことになってしまった。
気まず。
反応が気になるのでケニヤッタに話しかけてみた。
ナイオの件には一切触れず、普通にいつもと変わらない会話をされた。
そしてこのタイミングで――
ケニヤッタとの友情が芽生えた。
ケニヤッタ、何も気にしてないのか?んん?
帰り道、いつもハッシアンと一緒にいるタウが、1人で道を歩いていた。
バハリの家に帰るんだろう。
トットットッと歩く姿がかわいい。
やっぱり私の本命はタウだ。
もふもふしたい。