アイナーの恋愛レベルがやっと4に上がった。
断トツで一番遅かった。
二番目に遅かったジーナより恋愛ゲージが半分以上開きがあった。
もしかして、「口説く」で話しかけてるのに友情レベルのほうのゲージが上がってないだろうか。
だってこれ、決定的瞬間。
友情レベルを表す握手アイコンのほうに上昇エフェクトが。
エフェクトだけバグってて実際には恋愛が上がってるならいいが。
それとも友情と恋愛の区別がついてないアイナーだからなのか。
なかなか上がらないので、現実時間で最後の4日間くらいは波止場から一歩も動かずにログインとログアウトを繰り返してた。
ガラクタ拾いとかに行ってしまうとまた波止場に戻ってくるのが面倒だから。
1日に2回~6回くらい、アイナーに話しかけるためだけにログインした。
恋愛レベル4はその場でクエストが始まった。
装飾品とは、恋愛レベル3でアイナーがくれたピンのことだ。
人間同士なら深い意味を持つピンだが、恋愛を理解してないアイナーにとってはただの装飾品。
アイナーのために村人にロマンチックについて聞いて回ることになった。
対象は4人だ。ティシュ、ナイオ、ハッシアン。
残り1人が誰だかわからない。
誰も「!」のアイコンが出てない。
キリマ村の住人でないのならバハリ組かと思ってバハリ湾へ移動するも、タマラでもホダーリでもナジュマでもなかった。
村に戻り、住民に手当たり次第に話しかけてみる。
まさかと思いつつ、恋愛とは無縁そうなエーシェやゼキにも話しかけたけど、やっぱり違った。
墓参り中のアシュラに話しかけた。
当たりだった。
家族の思い出を聞かせてくれた。
他の3人は恋愛について語ったのに対し、アシュラが語ったのは家族愛だった。
アイナーのところへ戻る。
住民4人に話を聞いて共通してると思ったのは、お互いを優しく思い合うこと。
アイナーにはわからないんだろうなあ。
やっぱりわかってなかった。
指示されて行動してもなんの意味もない。
でもこの後の会話では、アイナーなりに一生懸命表現してくれた。
アイナーは私から装飾品(ピン)のお返しがなくて心配してると言うので、ピンを作りにいく。
11個目のピン、これが最後だ。
アイナーといえば釣りだから、4択では初めて釣りを選択した。
指定された魚はプリズムマスだった。
アイナーを象徴するものも釣りアイテムだ。
- 鉄のインゴット
- 釣り竿の耐久力ブースター(小)
- プリズムマス
釣り竿の耐久力ブースターだけ持ってなかったので、作業台で作った。
アイナーにピンを渡したら、ニッコニコ顔になって喜ばれた。
その笑顔に弱い。
体に取り付けることはできないけれど、いつも持ち歩くと言ってくれた。
だから友情じゃないんだって。
やっぱり理解してなさそうなアイナーだった。