やってまいりました~。
デイリー精霊「ギターパパ」こと「訴えかける親」。
最高難度と言われている、私も最も苦手とする捨て地の精霊。
デイリーで出題される度に、毎回ドラマが生まれる。
前回は3か月前か。
前回、ボロボロだったからクリアした後に何度も練習して、これでもう完璧!と思えるくらいまでにはなったのだが、3か月以上も前だから忘れてしまった。
せっかく練習しても、毎回忘れた頃に出題されるギターパパ。
「紋様が示す〇〇の精霊の記憶を呼び起こす」
その紋様を見ても大抵はどこの精霊かわからないのだが、これとカニボイス精霊だけはすぐにわかる。
そして見た瞬間に「ゲッ……」ってなる。
ギターパパなど難しい精霊を解放するときは着替える。
虚無だとなんとなくベテランに見られてしまいそうで。
書庫究極と白ティア2ケープを外し、ドレッドヘアと紺ケープに着替えて捨て地へ。
前回がだいぶ前で忘れてるから、できれば独りで解放したかった。
誰かと一緒に解放したら、下手な自分が迷惑をかけてしまう。
それまでは周りに誰もいなかったのだが、精霊に火を灯す直前、野良さんが現れてしまった。
ぐぬぬぬ、まあ、なるようになれ。
この野良さんがすごかった。
主に私が光を引っ張って歩き続け、エビに見つかると野良さんがタゲ取りをしてエビを遠ざけてくれた。
3回くらい見つかったかな。
その度に野良さんはタゲ取りをしてくれた。
野良さんのほうにカメラを向けて見てみると......羽を散らせていた。
ごめんよ~!!
本っ当に申しわけない。
私が何度もエビに見つかるせいで。
野良さんが散らした羽を、私は回収することすらできない。
自分を犠牲にして私を守ってくれる野良さん。
あなたは最高にかっこいい。
惚れた。
そこまでして頂いているからには、こちらとしても絶対に解放を失敗できない。
ギターパパは時間との戦いでもあり、過去、時間切れで失敗することもしばしば。
だが今回はそれは許されない。
安全確認をしながら慎重に急いだ。
途中、ルートを間違えたけど時間は約半分を残してゴール。
よかった。
本当によかった。
ゴール間近に野良さんも再び合流してきてくれて、一緒にゴールできた。
ゴールした途端に超土下座した。
ごめんなさいとありがとう。
灯し合うこともなく、黒子のまま野良さんは去って行った。
一発でしかも無傷でクリアできたのは初めて。
ひとえにイケメン野良さんが守ってくれたおかげ。
私もタゲ取りからのエビ避けができるイケメンになりたい。
でも怖くてできない。