重なる音色の季節がもうすぐ終わる。
すべてのクエストで楽器演奏をする必要があった。
何度も何度も失敗して、第2クエストで早くも心が折れそうになった。
どのタイミングでボタンを押したらいいのかがわからない。
正解のメロディーもわからない。
一度手本をゆっくりじっくり聞かせてもらいたい。
もう無理だからあきらめようとして、最後にタイミングを無視してボタンを連打しまくったら、なぜかOK判定になってクリアできた。
第3クエストでは案内人の他に精霊が1人増えた。
おだんごヘアの『思いやり深いチェリスト』。
この頃からシステムが私の演奏をあきらめたのか、全然弾けてないのに一発でクリアできるようになった。
案内人と『思いやり深いチェリスト』はデュオで音楽活動をしていたらしい。
ただの演奏仲間というよりカップルの印象を受けたが。
『思いやり深いチェリスト』にはアイテムツリーがあり、楽器とアクセサリーのようなものをキャンドルと交換できる。
楽器はいらない。
もう1つのキャンドル85本も必要なアイテムを、何かよくわからないまま勢いで交換してみた。
一旦ホームに戻り着替えてみたらティアラだった。
最終の第5クエストは、花鳥郷へ行って精霊たちをコンサートホールに連れてくるお手伝い。
連れてくるだけ?楽器演奏はもうない?
と思ったらそんな甘くはなかった。
第5クエストでもしっかり演奏があった。
ここでも全然弾けてないのに一発OK。
素敵な音楽なのにひどい演奏で申し訳なく思った。
重なる音色の季節の全クエスト終了。
案内人とチェリストの2人はステージ裏の奥にある楽屋にいた。
このさらに奥には通路があって、進んでみたら花鳥郷に出た。
今まで入れなくてずっと気になってた扉の前だ。
やっと謎が解けた。