先日の『Flow』に続き、今回も猫映画の感想だ。
YouTubeで映画『ねこあつめの家』を見た。
YouTubeで無料で映画を見れるのを最近知った!「無料でいいの!?」って驚くような名作もたまにある。
ただ、ちょっと探しづらいのと、配信期間がいつまでなのかわからないのが困る。
映画化は無理があると思ってた
私はアプリの『ねこあつめ』は1も2もプレイしたことがある。
映画化は知ってたけど、ねこあつめを映画化するなんて意味わからん、とスルーしてた。
だってねこあつめにストーリーなんてない。ひたすら猫を呼び寄せて撮影するだけのゲームだ。無理やりすぎる。
つまらなかったら止めようと思ってとりあえず見始めてみたら、けっこうおもしろくて、そのまま見続けてしまった。
まず、小説家×猫の組み合わせが良い。
主人公はスランプに陥った小説家。私自身も小説を書いたことがあるので、主人公が小説家というだけで肩入れしちゃう。
担当編集者の女性は、ドラマ『家政婦のミタ』の長女役で一躍有名になった忽那汐里さん。主人公も含め、出てる役者さんは有名な人が多い。
まさかの「多古町」に吹いた
序盤で、主人公が占い師(実はただのそのへんのおばあちゃんが、本物がいない隙に座ってただけ)に「たこ」と助言(?)され、それをキーワードにいろいろ検索をする。
その中に「タコ 物件」のワードが含まれてて、「引っ越すのか?まさか千葉県の多古町じゃないだろうな」と思ってたらそのまさかで吹いた。
そして、泉ベーカリーが映し出されたとき、思わず歓喜の声が出た。泉ベーカリーは多古町に古くからあるパン屋さんで、私も知っている。カルピスバターを使ったパンがおいしい。
のどかな田園風景が広がる多古町の景色が映った。そういえば、多古のどこかでこの映画のポスターを見た気がする。たぶん、道の駅だ。ここがロケ地だったのか、と腑に落ちた。
みんな役者ねこだから……
集まってくる猫たちは、さすがに役者さんたちだけあって、みんな小綺麗で野良感はゼロ。
てっきり、近所で飼われているねこさんたちが遊びにきてるのかと思いきや、主人公のセリフから野良猫設定と知り、驚いた。
警戒心がうすく、庭におかれたおもちゃでホイホイ遊ぶところも、野良っぽくない。アプリらしいといえばらしい。
そして、アプリでおなじみのベッドやおもちゃが次々と登場し、ファンならニヤリとしてしまう。さすがに「すふぃんさん」や「かふぇさん」のようなレアねこはこなかったが、グッズの再現度は高かった。
美しいのに中身はおばちゃんのギャップが良い
主人公が通うペットショップの店主役は、木村多江さん。
いつもの幸薄い、あるいは凛としたイメージとは180度違ってて、お美しいけど中身はしっかり多古町にいそうな「おなじみのおばちゃん」を好演されていた。そのギャップが最高だった。
最後、もしかして主人公とどうにかなるか?という期待も……。
だってまさか、忽那汐里さん演じる担当編集者が……。裏切られたと感じたのは、きっと私だけではないはず。
主人公の行動にツッコミ
打ち合わせ中に爆睡したりと、マイペースな性格の主人公。
連載打ち切りで家賃を滞納している中、自宅に訪ねてきた不動産屋相手にのんきな様子の主人公には違和感があった。
お金はなくとも猫には高級缶詰を買い与える……。猫を優先したい気持ちはわかるが、危機感なさすぎてハラハラした。
そして、主人公のデビュー作への思い入れが薄いことにも驚き。
デビュー作の内容忘れるか?しかも1ページ目の内容を。忘れられない、記念すべき1ページ目じゃないの?
愛すべき猫たち
最後のエンドロールで、猫たち一匹一匹にちゃんと本名があるのを見て笑った。やっぱり全員、立派な役者さん。
役名はもちろん、アプリにも登場したおなじみのねこさんたちだ。
みんなかわいかった。
おわりに
多古町のやさしい風景と猫たちの可愛さ、そして小説家の再起を描いた、思っていたよりずっと楽しめる作品だった。
疲れているときに、温かいお茶でも飲みながらのんびり見るのにおすすめな一本。
私はぜひ、泉ベーカリーさんのぶどうパンを食べながらもう一度見たーい。
